在留資格「特定技能」

　特特定技能とは、少子高齢化が進むにつれ深刻化する各産業での労働力不足に対応するため、2019年に設置された新しい在留資格です。一定の日本語能力（N4以上）と技能基準を満たすと判断された外国人が、特定の業種につく際に、在留資格「特定技能」として在留を許可されます。

　特定技能には、「１号」と「２号」という２種類があります。 「特定技能１号」は、特定産業分野に属する相当程度の知識又は経験を必要とする技能 を要する業務に従事する外国人向けの在留資格です。「特定技能２号」は、特定産業 分野に属する熟練した技能を要する業務に従事する外国人向けの在留資格です。

　技能実習との違いは、技能実習はOJTを通じた技術の習得による人材育成と国際貢献が目的であり、あくまでも研修という位置づけであるため、原則として転職が認められていないのに対して、特定技能は就労ビザであり、原則として転職が自由に認められている点で異なります。また対象となる業種は必ずしも一致していません。